September 6, 2010
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2010
Hahnenkamm-Race
Kitzbuehel, Austria
January 22 - 24, 2010
キュッシュビュエル! - キュッシュ、高速系種目を独占



January 23, 2010

2010年1月23日

シュトライフのフルコースで行われた滑降競技は、ディディエ・キュッシュが圧勝した。競技は完璧なコンディションのもとで行われ、フィニッシュ直後のマルコ・サリバンはこのコンディションをこう表現した。「最高の滑りだった!」。前夜が晴天で冷え込んだおかげで、ロレックスのスタートタイミングゲートから出走するレーサーたちにとってこの上もないコースコンディションが提供できた。

キッツビュエルでは、なかなか伝説は生まれない。だが、キュッシュはこの2日間でスーパーGと滑降を連勝。これを達成したのはキュッシュでわずか3人目。その一人は、ロレックス・テスティモニーのヘルマン・マイヤーだった。この伝説的偉業を達成したキュッシュは次のようにコメントした。「両方に勝てて、とても誇らしい思いだ」。今回の優勝で、キュッシュはフルコース、スプリントコース、短縮コースのキッツビュエルの滑降全コースの優勝を達成した。

第1走者のゲオルグ・シュトレイトベルガーがスタート時から、滑降コースは各国から集まった約4万4000人の観客で盛り上がった。そして、お気に入りのレーサーに最大限の声援を送った。ハンス・グリュガーが序盤の暫定トップだったが、すぐにアンドレ・スポーンがタイムを塗り替えた。昨年はケガで欠場していたスポーンは今年特別な思いでこのレースに臨んでいた。「こうして表彰台に戻れるなんて、思ってもいなかった」と、スポーンは喜んだ。スポーンは滑降選手としてさらなる成長と輝きを見せた。「背中を痛めるまでの僕はスラーロームスキーヤーだったけど、これからは滑降に専念しよう」。グリュッガーは最終的には5位のアクセル・ルンド・スヴィンダルに次ぐ6位だった。

TVブレイク(テレビCMのための中断)のあと、観客が待ちわびていた上位勢の滑走となった。ボーディ・ミラーはトップをとれなかった一方、続くミハエル・ヴァルホファーは序盤好タイムで、観客たちの脳裏にはヴァルヒホファーの優勝がよぎった。だが、地元ファンにとって最悪の事態が起きた。ハウスベルクカンテを通過するヴァルヒホファーは速かったが、着地でコントロールを失い、セーフティネットに突っ込んでしまった。頂上でスタートを待つキュッシュはヴァルヒホファーンのことを心配した。だが、ヴァルヒホファーが無事だとの知らせが入ると、キュッシュはロレックスのスタート小屋で、トレーナーと冗談を飛ばしていた。ヴァルヒホファーはすぐに救助され、レースはまもなく再開された。

再開直後、イタリアのヴェルナー・ヘールは序盤で小さなミスを連発したが、そこから滑る事に集中しろと自分に言い聞かせた。結果、ヘールは後半区間でベスト区間タイムを連発。こうして、フィニッシュしたときには、ヘールは暫定トップにいたスポーンのすぐ後ろにつけていた。

キュッシュがスタートするとき、場内の雰囲気は最高潮に達した。前日のスーパーG優勝で、キュッシュは注目と話題の的だったからだ。後に語ったことだが、キュッシュは追う立場のプレッシャーを感じるよりも、追われる立場の方が好きということだった。だが、今のキュッシュは追う立場だった。そして、フィニッシュラインを通過したとき、キュッシュとスポーンとのタイム差は、前日のスーパーGでヴァルヒホファーにつけたタイム差(+0.28秒)と同じだった。

シード選手最後の走者となったマリオ・シャイバーが最後のどんでんがえしに挑んだ。シャイバーは、優勝目前の滑りだったのだが、小さなミスがあった。これで、キュッシュ、スポーン、ヘールの表彰台となり、シャイバーはその直後につけた。連勝したキュッシュは、祝賀ムードだった。「スラロームではチャンスがないから、今夜はパーティーだ!」。

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