2010年1月21日
ワールドスーパーGのスイス人チャンピオン、ディディエ・キュッシュがキッツビュエルでワールドカップ・スーパーGの4勝目を挙げた。近年まれにみる接戦となったレースで、キュシュはミハエル・ヴァルヒホファーを下しての優勝。ヴァルヒホファーは、フィニッシュ直後一瞬だけの幻のトップタイムになった。フィニッシュ直後のヴァルヒホファーは、ブーツをぬいでトップタイムの実感を味わっていた。そして、次の走者であるキュッシュのロレックス区間計時ではヴァルヒホファー優勢の表示も出ていた。ヴァルヒホファーは振り返る。「最終のストレートにさしかかったとき、地元オーストリアともしかしたら一部のスイスのファンたちの声援が聞こえた。それで、これは良いレースができたかもしれないと思った」。ヴァルヒホファーはさらに続ける。「ハウスベルクカンテまでの彼(キュッシュ)のタイムは、僕よりも少し遅かった。それは良かった!」。ここまで話したところに、キュッシュが来て、ヴァルヒホファーにトップの喜びを一瞬で砕いたことを詫びた。このヴァルヒホファーに次ぐ3番手になったのは、同じオーストリアのゲオルグ・シュトレイトベルガー。2位との差はわずか百分の1秒だった。
スーパーG開催日のコンディションはまるで絵に描いたように良好で、雪質も視界もレースには完璧な条件となっていた。そのため、スタート前から接戦が期待された。昨年のウィナー、クラウス・クレルは18番手に沈んだが、トップのキュッシュとの差は1秒以内だった。トップから1秒半以内に30人も!ひしめく大接戦だった。この大接戦のなかでロレックスの公式計時システムはその正確さが示され、上位30人のうち、3組が同タイムという計測結果も出た。
レースは、4番手スタートのアンドレ・イェルマンが最初にトップタイムを出し、カナダのエリック・グエイも途中トップのタイムを出していたが、最終的にはイェルマンのトップタイムに及ばなかった。ヴァルヒホファーは16番手で、経験の全てを込めた滑りでイェルマンのトップタイムを破った。だが、その直後にキッシュにトップの座を明け渡さざるをえなかった。29歳のシュトレイトベルガーは最終区間でトップスピードに達し、あと少しでヴァルホファーから2番手を奪えるところだった。「上手く滑れたし、フィニッシュして驚いたよ。3位なって信じられなかったよ」と、シュトレイトベルガーは喜んだ。
優勝したキュッシュのハウスベルクカンテからフィニッシュまでの滑りは圧巻だった。「でき過ぎだったよ」とキュッシュは振り返る。「シュプールに乗って旗門を上手く回れなかったら、上手くいかなかっただろう」。こうしたトップレーサーたちの正確な滑りは、峻厳なコースに設けられた正確な計時と速度計測システムによっても表現されているのである!
スイスの人達がキュッシュが優勝を祝う一方で、オーストリア勢は4人がトップ10入りを果たし、地元の祝福を集めていた。そして、シュトライフを全力で下ったレーサーたちに対して、観客全員が賛えた。ツィールハウスのVIPホスピタリティでは、ロレックス・テスティモニーでスイス女子アルペンの新鋭ララ・グートもこの歴史に残る接戦を見守っていた。一方、ヴァルヒホファーがトップタイムを出した時にひときわ大きな歓声を上げた男がいた。それはもうひとりのロレックス・テスティモニーで伝説の人、ヘルマン・マイヤーだった。
いよいよ明日(23日)は、メインイベントである第70回ハーネンカム滑降となる。
International Press Information(国際プレスインフォメーション担当)
Anna Maria Gregorini (アンナ・マリア・グレゴリーニ)
+43 699 161 60930 (from 17th to 29th January 2010)
+41 79 698 59 56
Email:
anna-maria@kpms.com
Sabrina Zumkehr (サブリナ・ツムケア)
+43 699 104 27151 (from 17th to 24th January 2010)
+41 79 359 15 47
Email:
sabrina@kpms.com
info@hahnenkammnews.com
www.hahnenkammnews.com